喉頭腫瘍
喉頭にできる腫瘍を喉頭癌(がん)といいます。喉頭は喉頭蓋、仮声帯、室、声帯、声門下腔に分けられ、下方は気管から肺へ続いています。喉頭の機能は、声帯を振動させる発声機能のほか、誤嚥防止機能を有しています。そのため、喉頭に腫瘍ができるとこれらの機能に障害を引き起こします。具体的には食物を飲み込んだときの痛みや異物感、嗄れ声、さらに進行すると呼吸困難などの症状を示します。
喉頭腫瘍は障害年金の対象となり得る疾病です。「音声若しくは言語機能障害のため意思を伝達するために身ぶりや書字等の補助動作を必要とするもの」は2級、そのほか言語機能に相当の障害を残すものは3級です。
また、喉頭全摘出手術を施したものについては、手術を施した結果、言語機能を喪失したものについては2級に認定するものとされています。咀嚼、嚥下機能障害または言語障害のどちらも有する場合は併合認定が行われます。