障害年金を受給した場合、税金や扶養など変更になることはありますか?
お金の不安を安心に変えることができます
障害年金を受給したら、家族にも何か影響があるのでしょうか?
~税法上の扶養控除対象配偶者にできるの?~
たとえばご主人が働いていて、障害年金を受給されている奥様を扶養に入れたいと考えたときに、「障害年金の額が大きい場合は扶養から外れてしまうのだろうか?」と心配になりますよね。障害年金は非課税のため、収入が障害年金のみの場合は扶養家族(税法上の控除対象配偶者)にすることができます。障害年金以外にも収入がある場合は税務署にお尋ねください。
~障害年金額が130万を超えても健康保険の被扶養者にできるの?~
健康保険の被扶養者の要件は「被保険者と同一世帯に属している場合は、130万円未満であること」という定めがありますが、「60歳以上、または障害厚生年金を受けられる程度の障害者の場合(1~3級)」はその額が180万円未満となります。さらに、被保険者の年間収入を上回らない場合という要件も加わりますが、一般的な世帯よりも要件が緩和されます。
~家族の受給している年金は減らされますか?~
「障害年金を受給していたら、同居の家族に支給されている年金は減らされるのだろうか?」
と心配される方がいらっしゃいますが、障害年金はあくまでも個人に対して支給されるもの。ご家族の方が老齢年金や遺族年金、また障害年金を受給していたとしても支給額が調整されることはありません。
~家族の年収が高いと、障害年金は調整される?~
「家族の収入が高いと障害年金は減額されるのだろうか?」と気にされる方も多いのですが、家族の収入の多寡は障害年金の額に影響を与えませんのでご安心ください。
~障害年金を受給すると安心できます~
障害年金は、ご本人はもちろん、ご家族の生活を支える役割があります。
たとえば、障害を負った方が働き盛りのご主人で、奥様が家事や育児をしながら経済的にも支えるとなるととても大変ですよね。ご家族がいらっしゃる場合には年金に加算が受けられますし、2ヶ月に一度定期的にお金が振り込まれてくることで心に余裕も生まれます。「お金の不安を安心に変える」という意味では障害年金はご本人だけでなく、ご家族にとっても希望の光となる制度だと思います。